2025年4月13日に開幕を強行する大阪・関西万博。
4月4日にブラジルパビリオンで火災が起きても、原因の発表もない。
4月6日にテストラン参加者が、メタンガス濃度が爆発下限を超えていたところを測定し通報。
5万人もの虐殺をやめないイスラエルを招致。
3000億円もかけた万博会場は、いのち輝くかがやくどころじゃない問題噴出なのに、子どもたちを遠足動員。
万博いらない!
4月13日には、大石あきこ事務所主催で、万博いらないデモin夢洲(4.13開幕日)現地だよ、全員集合!やります。
https://x.com/oishiakiko/status/1908470327468044654
13:30から屋外集会
14:00デモ出発(1時間程度予定)
ぜひ参加してください。
さて、さまざまな問題のひとつが、2025年2月5日に国会で取り上げた「個人情報の取られ方が異常」な万博の個人情報保護方針です。
2025年2月5日【大石あきこ・予算委員会】ええ加減 万博カジノやめろ!
万博チケットを買うだけで万博IDを取得しないといけなくて、その万博IDを取得するときに、チケットを買う方の個人情報がむちゃくちゃ抜き取られるということに、「同意」しないといけない問題です。
(下の写真は、万博協会ホームページで、万博ID取得で「同意」を求められる画面)

この問題は、その後にマスコミでも問題にされ、万博協会は「誤解を招いた」と方針を修正することを表明、伊藤万博担当大臣も「万博協会にわかりやすく情報提供するよう指示した」と言われています。
・万博チケット購入で「指紋・顔画像を第三者に提供も」個人情報規約が波紋…協会が修正を検討
2025/02/08 読売新聞
・万博協会、個人情報保護方針改正を検討 有識者「幅広く取得し利用目的も不明確」
2025/2/7 産経新聞
・大阪・関西万博チケット購入者の個人情報大量抜き取りに批判続出 「保護方針」改正へ
4/4(金) 週刊金曜日
この間、大石事務所も、どのような方針の見直しをするのか、担当部局にさまざまな質問を出してきました。
例えば、2月末には、次のような質問を出しています。
(質問)2/7産経新聞報道で以下の様に有識者が述べていることを踏まえて、どのように個人情報保護方針を修正するのか。
●中央大・石井夏生利教授「取得する個人情報の項目のほとんどに『等』がついている。これでは何でも取得できてしまう」「個人情報の用途との関係でどの情報を必要とするかが伝わらない文章であるため、予見可能性がない書き方になっている。国際的なイベントの方針として配慮のない書き方だ」
●龍谷大法学部 カライスコス・アントニオス教授 「障害の有無などは要配慮個人情報にあたり、提供したくないと拒否することも自由ではないか。身体的なものから精神的なものまで、程度も種類も多様な障害に対し、情報を提供しない場合に、どんなことに困るのかも分からない」
有識者の大事な指摘ですよ。
でも、これらに回答がないまま、2025年3月31日になって経済産業省から次のような連絡がありました。
ーーー
以下ご下問の件につき、お返事が遅くなり大変申し訳ございません。
博覧会協会において、3月28日に
・個人情報保護方針を改訂するとともに、
https://www.expo2025.or.jp/privacy/
・個人情報保護方針を補足する指針として、「万博IDに関する個人情報の取扱いガイド」を作成し、公表しております。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/themes/expo2025orjp_2022/assets/pdf/privacy/id_guide.pdf
まずはこちらをご参照いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ーーー
こっそり変えてたんですね。
万博協会は「個人情報保護方針を改訂しました」というお知らせも、プレスリリースも出していません。マスコミも報道していません。
こういう質問にも答えず、うやむやにしてしまうのはよくないと思いますが、
まずは、どう変わったのか、検証してみました。
細かいところ(「取り扱い」を「取扱い」と修正するとか、どうでもいい)もありますが・・
おいおい、肝心なところは何も変わってないやないか!ということがわかりました。
この国の政府は、やばいな。。
批判されたら、「誤解でした」「修正します」と言って、修正したように見せて、実際には修正しない。つまり、本気で異常な個人情報の抜き取りをやるつもりだということです。
何に「同意」することになるのか。
改訂前と改訂後を表にして、何が変わったのか・何を変えていないのかをまとめました。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 個人情報保護方針(新旧対照表)
大石あきこ事務所作成:下線が修正部分、太字はポイント
改訂後(制定:2025年3月28日) | 改定前(制定:2023年11月1日) |
個人情報保護方針(国内ユーザー向け)
当協会は、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といいます。)その他個人情報の取扱いに適用のある一切の法令及びガイドライン等を遵守し、ユーザーの個人情報を適正に取り扱うため、本サービスにおける個人情報の取扱いについて、以下のとおり個人情報保護方針(国内ユーザー向け)(以下「個人情報保護方針(国内ユーザー向け)」において「本方針」といいます。)を定めます。
本方針は、本サービスにおけるすべての個人情報の取扱いについて適用されますが、ユーザーが個別のサービスの提供を受ける場合において、当該サービスにおける個人情報の取扱いに関して適用される規程類が別途規定されているときは、当該サービスにおける個人情報の取扱いについては当該規程類が適用されます。 本方針において別段の定めがない限り、本方針において使用する用語の定義は、個人情報保護法の定義に従います。 本方針は、日本国内に所在するユーザーの個人情報の取扱いについて適用されます。日本国外に居住するユーザーの個人情報の取扱いについては、本方針とは別の「個人情報保護方針(国外ユーザー向け)」が適用されますので、そちらをご参照ください。
1.当協会が取得する個人情報及びその利用目的 当協会は、利用目的を明らかにすることをはじめ、個人情報保護法に従い適正な手続により個人情報を取得し、本方針に記載した目的以外にはユーザーの個人情報を利用しません。
(1) 当協会が取得する個人情報 当協会が収集する個人情報には、以下のものが含まれます。
・ユーザーの基本情報(氏名、ニックネーム、性別、生年月日、住所(郵便番号、都道府県名、市町村)、電話番号、Emailアドレス、パスポート番号、国籍又は居住国に関する情報等) ・支払い及び決済に関する情報(クレジットカード番号等) ・位置情報 ・生体情報(顔画像、音声等) ・所属先に関する情報(企業名、団体名、部署名、役職等) ・医療に関する情報(障がいの有無に関する情報等) ・SNSに関する情報(LINE、X、Facebook、Instagram、Google等のアカウント情報、SNSの認証結果に関する情報。なお、ユーザーがSNSのアカウントを本サービスと連携することを個別に許可した場合に限られます。)
・入力情報(言語設定、メール配信設定、その他当協会の入力フォーム等の当協会が定める方法を通じてユーザーが入力又は送信する情報等(上記に含まれる情報を除く。))
・ユーザーの端末等から取得する情報(端末の種類、OS、端末識別子、IPアドレス、ブラウザ種別その他のブラウザ情報、リファラー情報、Cookie ID、Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴・購入履歴等に関する情報、IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等)
|
個人情報保護方針(国内ユーザー向け)
当協会は、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といいます。)その他個人情報の取り扱いに適用のある一切の法令及びガイドライン等を遵守し、ユーザーの個人情報を適正に取り扱うため、本サービスにおける個人情報の取り扱いについて、以下のとおり個人情報保護方針(国内ユーザー向け)(以下「個人情報保護方針(国内ユーザー向け)」において「本方針」といいます。)を定めます。
本方針は、本サービスにおけるすべての個人情報の取り扱いについて適用されますが、ユーザーが個別のサービスの提供を受ける場合において、当該サービスにおける個人情報の取り扱いに関して適用される規程類が別途規定されているときは、当該サービスにおける個人情報の取り扱いについては当該規程類が適用されます。 本方針において別段の定めがない限り、本方針において使用する用語の定義は、個人情報保護法の定義に従います。 本方針は、日本国内に所在するユーザーの個人情報の取り扱いについて適用されます。日本国外に居住するユーザーの個人情報の取り扱いについては、本方針とは別の「個人情報保護方針(国外ユーザー向け)」が適用されますので、そちらをご参照ください。
1.当協会が取得する個人情報及びその利用目的 当協会は、利用目的を明らかにすることをはじめ、個人情報保護法に従い適正な手続により個人情報を取得し、本方針に記載した目的以外にはユーザーの個人情報を利用しません。
(1) 当協会が取得する個人情報 当協会が収集する個人情報には、以下のものが含まれます。
・ユーザーの基本情報(氏名、ニックネーム、性別、生年月日、住所(郵便番号、都道府県名、市町村)、電話番号、メールアドレス、パスポート番号、国籍又は居住国に関する情報等) ・支払い及び決済に関する情報(クレジットカード番号等) ・位置情報 ・生体情報(顔画像、音声、指紋等) ・所属先に関する情報(企業名、団体名、部署名、役職等) ・医療に関する情報(障がい者認定の有無等) ・SNSに関する情報(LINE、X、Facebook、Instagram又はGoogle等のアカウントやプロフィール、パスワードに関する情報等)
・入力情報(言語設定、メール配信設定、既婚・未婚の別、子どもの有無、趣味嗜好その他当協会の入力フォーム等の当協会が定める方法を通じてユーザーが入力又は送信する情報等(上記に含まれる情報を除く。))
・ユーザーの端末等から取得する情報(端末の種類、OS、端末識別子、IPアドレス、ブラウザ種別その他のブラウザ情報、リファラー情報、Cookie ID、Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴・購入履歴等に関する情報、IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等)
|
ここまでの、「(1) 当協会が取得する個人情報」の修正内容で言えること
※文理解釈(言葉の通常の意味や文法に従って解釈すること)で言えることです。
★生体情報のうち「指紋」は消したが、あえて「顔画像、音声」は残したということは、「顔画像、音声」は収集することになるが、どういう場合に収集するのかわからない。また「等」によって「指紋」の収集も除外されていない。
★「障がい者認定の有無」を、あえて「障がいの有無」に変更したということは、手帳情報はセンシティブなので削除したが、医療情報としては収集することがあるということだが、どういう場合に収集するのかわからない。また「等」によって手帳情報の収集も除外されていない。
★SNSの「プロフィール、パスワードに関する情報等」という話題になったものは削除し、「個別に許可した場合に限られます」とした。ただ、逆に言えば、それ以外の「生体情報(顔画像、音声等)」「障がいの有無」などは、「個別の許可」なしで収集できるという意味になっている。
有識者の「等」はあかんよ、という指摘を完全に無視してます。わざとですよね。
改訂後(制定:2025年3月28日) | 改定前(制定:2023年11月1日) |
(2) 取得した個人情報の利用目的 当協会は、取得した個人情報を次の目的で利用します。
・ユーザーの認証・本人確認を行うため ・ユーザーに対してチケット・商品販売・イベントの実施等の本サービスの提供を行うため ・ボランティアへの応募選考・登録のため ・ユーザーに対して本サービスのフィードバックを依頼するため ・ユーザーに対して本サービスや本サービスと関連するサービス及び当協会又は当協会の関連団体に関するプロモーション・マーケティングや広告・告知を行うため(取得した閲覧履歴や購買履歴等の情報を分析して最適化した広告を配信する場合を含みます。) ・ユーザーによる本サービスの利用状況を調査・分析し、本サービス等の維持、保護及び改善を行うため ・予約情報を登録し、イベントを安全かつ円滑に管理運営するため ・本サービスに関するお問合せ等への対応のため ・本サービスに関する当協会の規約等に違反する行為に対する対応のため ・本サービスに関する規約等の変更などを通知するため ・本サービスのシステム等の障害・不具合・事故等の発生防止や発生時の対応のため ・「2.個人情報の第三者への提供」に定める第三者提供を行うため ・本方針への同意に基づき、当協会の連携先が取得している個人情報又は個人関連情報の提供を受け、当協会が既に有しているユーザーの個人情報と結びつけて「1.(2)取得した個人情報の利用目的」記載の目的で利用するため。取得する個人関連情報又は個人情報には、以下の項目が含まれる場合があります。 端末の種類、OS、端末識別子、IPアドレス、ブラウザ種別その他のブラウザ情報、リファラー情報、Cookie ID、Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴・購入履歴等に関する情報、IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等
2.個人情報の第三者への提供 (1) 当協会は、次の場合、法令に基づき、ユーザーの個人情報を第三者に提供する場合があります。
①当協会が利用目的の達成に必要な範囲内において個人情報の取扱いの全部又は一部を委託する場合 ②合併その他の事由による事業の承継に伴って個人情報が提供される場合 ③人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることが困難であるとき ④公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることが困難であるとき ⑤国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることによって当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがある場合 ⑥当該第三者が学術研究機関等である場合であって、当該第三者が当該個人情報を学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該個人情報を取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除きます。) ⑦その他、個人情報保護法その他の法令で認められる場合
(2) 当協会は、ユーザーが利用する本サービスの内容に応じ、本方針へのユーザーの同意に基づき、次に掲げる第三者にユーザーの個人情報を提供する場合があります。なお、ユーザーは、当協会が提供するプラットフォーム上の管理機能を利用して、個人情報の第三者提供の同意について、撤回できる場合があります。
・博覧会にパビリオンやイベント等を出展する者(企業、団体、海外パビリオンや地方自治体等を含みます。)、博覧会に関係する規制当局、博覧会への協賛企業等の博覧会の関係者
|
(2) 取得した個人情報の利用目的 当協会は、取得した個人情報を次の目的で利用します。
・ユーザーの認証・本人確認を行うため ・ユーザーに対してチケット・商品販売・イベントの実施等の本サービスの提供を行うため ・ボランティアへの応募選考・登録のため ・ユーザーに対して本サービスのフィードバックを依頼するため ・ユーザーに対して本サービスや本サービスと関連するサービス及び当協会又は当協会の関連団体に関するプロモーション・マーケティングや広告・告知を行うため(取得した閲覧履歴や購買履歴等の情報を分析して最適化した広告を配信する場合を含みます。) ・ユーザーによる本サービスの利用状況を調査・分析し、本サービス等の維持、保護及び改善を行うため ・予約情報を登録し、イベントを安全かつ円滑に管理運営するため ・本サービスに関するお問合せ等への対応のため ・本サービスに関する当協会の規約等に違反する行為に対する対応のため ・本サービスに関する規約等の変更などを通知するため ・本サービスのシステム等の障害・不具合・事故等の発生防止や発生時の対応のため ・「2.個人情報の第三者への提供」に定める第三者提供を行うため ・本方針への同意に基づき、当協会の連携先が取得している個人情報又は個人関連情報の提供を受け、当協会が既に有しているユーザーの個人情報と結びつけて「1.(2)取得した個人情報の利用目的」記載の目的で利用するため。取得する個人関連情報又は個人情報には、以下の項目が含まれる場合があります。 端末の種類、OS、端末識別子、IPアドレス、ブラウザ種別その他のブラウザ情報、リファラー情報、Cookie ID、Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴・購入履歴等に関する情報、IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等
2.個人情報の第三者への提供 (1) 当協会は、次の場合を除き、事前にユーザー本人の同意を得ることなく、個人情報を第三者に提供しません。なお、ユーザーは、当協会が提供するプラットフォーム上の管理機能を利用して、個人情報の第三者提供の同意について、撤回できる場合があります。
①当協会が利用目的の達成に必要な範囲内において個人情報の取り扱いの全部又は一部を委託する場合 ②合併その他の事由による事業の承継に伴って個人情報が提供される場合 ③人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることが困難であるとき ④公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることが困難であるとき ⑤国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることによって当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがある場合 ⑥当該第三者が学術研究機関等である場合であって、当該第三者が当該個人情報を学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該個人情報を取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除きます。) ⑦その他、個人情報保護法その他の法令で認められる場合
(2) 当協会は、前項にかかわらず、本方針へのユーザーの同意に基づき、次に掲げる第三者にユーザーの個人情報を提供する場合があります。
①政府(博覧会に関係する規制当局、外国政府や地方自治体を含みます。)、博覧会国際事務局(BIE)、博覧会への協賛企業、パビリオン出展者等の博覧会の関係者 ②SNS事業者、広告関係会社、広告配信事業者、データ分析事業者、DMP事業者、媒体社その他当協会が業務を提携する事業者
|
ここまでの、「(2) 取得した個人情報の利用目的」「2.個人情報の第三者への提供」の修正内容で言えること
★万博ID登録時の本方針への「同意」によって、包括的に第三者への提供に同意させられることは何も変わっていない。
提供対象から「外国政府」、②のSNS事業者などの単語は削除されているが、「等」を残しているので、万博に出展・協賛するなど何らかの関係を持つ者であれば、文理解釈上は外国政府も何者も除外されていない。
個人情報保護方針の改訂事項はここまで。
「万博IDに関する個人情報の取扱いガイド」は何の意味もない
そのほか、「万博IDに関する個人情報の取扱いガイド」を示してますが、これはあくまで「補足説明」であって、個人情報保護方針を拘束するものではありません。
また、あくまで「万博ID」登録時に直接収集する個人情報のことについて説明しているに過ぎません。あたかも、これ以外の個人情報は収集せず、利用目的も限定させたかのように見せる詐欺文書です。
今回の改定では、万博ID取得時以外で、どのような場合で、「生体情報」や「障がいの有無」を収集し、どういう場合にどのような第三者に情報提供されてしまうのか、まったく範囲が限定されていません。
繰り返しますが、個人情報保護法の十七条がありまして、「個人情報を取り扱うに当たっては、その利用の目的をできる限り特定しなければならない。」のです。今回の改訂は、意図をもって、利用目的を不透明にして、包括的に個人情報を利用できる建付けにしていると言えます。
万博自体がデータ活用、ビッグデータを活用するという特区にも認定されているので、非常に怪しい、疑わしいのです。「未来社会の実験場」なので、異様な万博の個人情報の取扱いと、スーパーシティ特区との関係も質問を出しています。
(参考)大阪スーパーシティ全体計画
https://www.pref.osaka.lg.jp/o060040/tokku_suishin2/supercity/index.html