あけましておめでとうございます、大石あきこ(大石晃子)です。
(*^^*)
昨夜12月31日は、大阪市淀川区の十三、神津神社にて、黄色いベストチームによるカウントダウン街宣を決行。
夜中だからマイク使えないので、まあ、おおむね、警備の人と思われている感じですね、黄色いベストだけに・・・
(^^;
でも、カウントダウンに黄色いベスト隊で参加できて、楽しかったです。
さて、一番上のバナーのとおり、私、元大阪府職員の大石晃子は、今年2019年、
橋下徹・元大阪府知事と法廷で向かい合うことになりました。
「IWJ岩上氏のリツイートが、橋下徹氏への名誉棄損にあたるか」をめぐる裁判です。
(平成30年(ワ)1593号 損害賠償請求事件)
橋下さんと大石が同日に法廷に出てくる証人尋問が、
2019年3月27日(水)大阪地裁 大法廷にておこなわれます。
大法廷は、社会的な注目が予想される場合に設定される大部屋ですが、それでも、おそらく傍聴券配布(抽選)になるかと思います。
尋問は、朝10時15分から16時の長丁場となります。
構図としては、
【原告側】原告「橋下徹」元大阪府知事、原告側証人「小河保之」元大阪府副知事
【被告側】被告「岩上安身」IWJ代表、被告側証人「大石晃子」元大阪府職員、
大阪府のトップ2 VS 地べた(草の根ジャーナリストと一般職員)
という極端な構図になりました。
小河・元副知事、普通の人は知らないと思いますが、大阪府職員なら、ほぼ全員知っている幹部なので、大阪府関係者には「マジか!?」ですよね。
証人尋問の順番は、朝10時15分から、大石、小河、昼13時15分から岩上、橋下の順となります。
いったい何をめぐる裁判なのか、もう少しご説明します。
「IWJ岩上氏のリツイートが、橋下徹氏への名誉棄損にあたるか」をめぐる裁判と言いましたが、
1年前、2017年12月、元大阪府知事・橋下徹さんが、市民メディア「IWJ」代表の岩上さんを突如として提訴しました。
「橋下徹氏が、府知事だった時代に、府の幹部を自殺に追い込んだ」という内容のツイートを、岩上さんがリツイートしたことが名誉棄損にあたるとして、100万円の損害賠償を求めるものでした。
たしかに、もし自分が、いきなり誰かに、「人をあやめた」ような書き込みをインターネット上でされたら、もし「それが事実ではない」と思っていたら、かなり、不当だと思うし、傷つくかもしれませんよね。
でもね。
私はこの件について、以下の点で、橋下徹さんが、岩上さんを訴えたのはおかしいと思っています。
●橋下徹さんの大阪府知事時代(2008年~2011年)、橋下知事ご本人が巻き起こしたマスコミを使った公務員バッシングによって、また、橋下知事の府庁内でのパワハラ的言動によって、大阪府職員は労働者として極度のストレス状態に置かれていた。
●実際に、橋下知事時代、職員の自殺者は増え、暴露本が出るなど話題になり、議会でも問題になった(=議会の質疑は、全文、インターネットで今も公表している)。そのとき、府は「原因調査中」としながら、ちゃんとした原因究明はしないままだった。
●自殺された方の1人は、かつて私と同じ職場で机を並べた上司であり、その人がどんな性格だったか、職場でどんな存在だったか、私は知っている。パワハラさえなければ、今もご存命だと私は信じている。
これらの事実から、橋下さんが「デマをリツイートされた被害者」だと、私は思いません。
また、パワハラが横行する社会で、ジャーナリストがこの件を扱うのは、パワハラを社会全体でなくしていくためにも、意義のあることだと思います。
それで、あるかたのご紹介をつうじて、被告の岩上さんのほうから証人になってほしいというご依頼があり、私は証人を引き受けました。
これは、公務員だけの話ではありません。
パワハラの被害や自殺は、遺族も同僚も声をあげにくく、立証も難しい。
経営陣や、過酷な環境に慣らされた同僚から、悪罵を投げられることさえある。
そんな状況が、床をかきむしりたいくらいに、私はとても悔しい。
もし、橋下さんが、橋下府政で自殺が急増した事実に少しでも悔いていたら、「名誉棄損」だなどとリツイートを、いきなり訴えることはなかったはず。
(いきなり訴えられて、経済的にも苦しい状況の岩上さんは、病気を発症してしまった。)
強い立場の者がパワハラを反省もせずに、人を傷つけ続けていいはずがない。
私は、この訴訟を通じて、「パワハラとは何か」「パワハラは、人をも殺すこと」を明らかにしたい。
橋下さんには、その構造問題を理解していただき、亡くなったかたに謝ってほしい。
そして、橋下さんだけではなく、世の中のパワハラをなくしたい。
あなたが苦しめているその人は、誰かの「大事な人」なのだ。
この件は、ご遺族のご心情も想像して、お亡くなりになってから8年間、私自身も心を閉ざしてきました。
今回、橋下さんのほうから「訴訟」の形で、その蓋を開けられた。
橋下さんの「名誉棄損」が通ってしまったら、その方々の死はなんだったのか、ということになる。
私は証人を引き受け、この訴訟で岩上さんを勝利させることが、私なりの、当事者の方々の尊厳を守る行動だと考えています。
この件は、今後も記事にします。
(みんなに事実を知ってほしい、読んでほしいことから、記事全体としてはユーモアや読みやすさを加えて表現していますが、もし傷つく方がいたら、申し訳ありません。)
公務員バッシングのことなど、先週書いた記事↓で少し触れました。
「出来事2008 あの日(橋下知事に抗議した大阪府女性職員)」
よろしければ併せてお読みください。
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